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つれづれなるままに引き出しを開けると、自分でも忘れていたものを思い出したり… ぴったりの処方箋が見つかったり…
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Who's There Film Challenge(2013)

最近面白いホラー映画がないなあ、なんて思っていたら、家族からこんなのを紹介されました。

http://www.bchorrorchallenge.com/

これはイギリスのホラームービー専門の製作会社がインディーズのホラーの発表場所を提供し、若手の才能を発掘しようとする試みのようです。見ると結構なスポンサーも付き、入賞作品が発表され、賞金や今後の製作賛助ももらえるようで、多くの応募があったようです。
上記ホームページからでも、youtubeからでも入賞作品を鑑賞することができます。どれも3分前後という短さの中で、見るものをいかに怖がらせるか、製作者の腕の見せ所であり、ホラームービーの真骨頂を感じることができます。とても面白い試みだと興味を引かれました。
上位入賞作品の一つを皆で見ていたのですが、冒頭からあっという間に引き込まれ、そして最後には全員で「ギャーッ!!」と叫んでしまいました。日曜の夜、団欒の時間です。大声が近所中に響き渡り、よく通報されなかったものだと思いました(笑)。
その後、私は結局上位入賞作品を全部見たのですが、どれもどこか既視感があり、くるぞ、くるぞというカメラワーク、臨場感のあるサウンド、効果音と音楽、そしてお約束・・・それらが全て3分に凝縮され、非常に濃い内容で、楽しめました。久々にドキドキして、純粋にホラーを楽しむことができました。
それにしても、人は何に対して恐怖を感じるのでしょうか。暗闇?怨霊?怪物?わけのわからないもの?殺人鬼?死?悪魔?・・・作品にはこれらのものが大体網羅されていたように思います。オカルトあり、都市伝説あり、古典的ホラーあり。しばらく忘れていた感覚が蘇ってきて、自分のホラー好きを再認識しました。
私は過度に暴力的な、ただ血が流れるだけのスプラッタはあまり好きではありませんが、その他の題材は何でも面白いと思えます。吃驚させて怖がらせるものより、じわじわと精神的に追い詰められるものが好きかもしれません。そしてどこか少し古典的な匂いのするものが好きです。
最近ではオカルトとか怪物とかはっきりカテゴリーには入りきらない、「わけのわからないもの」に対する恐怖が描かれていることが多いと思います。代表的な作家ではスティーブン・キングの作品でしょうか。救いのない、後味の悪いエンディングのものも多いです。
個人的には閉鎖された空間に迫り来る絶望とか、人間の心の闇、集団ヒステリーなんかの方が、怪物よりも恐ろしいと思います。
久しぶりに良い刺激になりました。

Youtubeより一つ作品紹介(苦手な方はご覧にならないよう願います)

                                ベスト監督賞受賞作  私達が叫んでしまったものです・・・ 




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